宮崎県日向市で育つへべすは、まろやかな酸味とすがすがしい香りが持ち味の香酸かんきつです。焼き魚、刺身、冷奴、飲み物などに果汁や果皮を使います。
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へべすとは?
へべすは、宮崎県日向市発祥の香酸かんきつです。果汁の酸味や果皮の香りを料理に使います。丸みのある緑色の実は皮が薄く、種が少ないため搾りやすく、果汁が多いのが特徴です。夏から秋にかけて出回り、熟して黄色くなった果実もあります。
へべすにまつわる話
へべすの始まりは、江戸時代末期にさかのぼると伝わります。現在の日向市西川内で、長曽我部平兵衛が山中に自生していた木酢を見つけ、育てたことがきっかけとされています。平兵衛の名にちなむ「平兵衛酢」が、やがて「へべす」と呼ばれるようになったという話が残っています。
平兵衛が育てた苗木を近隣へ分けたため、地域に広がったともいわれます。嫁入りの際に苗木を持たせたという風習も語り継がれています。
同じ香酸かんきつでも、ユズやカボス、スダチとは香りや使い心地が少し異なります。種が少なく皮が薄いへべすは、切ってすぐに果汁を使いやすく、酸味を立てすぎず料理の持ち味を引き立てたい場面に向きます。
へべすはどんな味?主な使い方
へべすは、きりっとしすぎないまろやかな酸味に、青々しく爽やかな香りが重なります。果汁が多く、焼き魚や唐揚げに搾ると後味が軽くなり、刺身にも少量添えられます。
果皮をすりおろしてそうめんや冷奴の薬味にしたり、みそ汁に少量添えたりする使い方もあります。果汁とは違う果皮の香りが加わります。
飲み物に搾るほか、果汁をシロップ、たれ、ドレッシングに使い、ゼリーや菓子の風味付けにも利用されます。
へべすが有名な産地、食べられる主な場所
へべすの主な産地は、発祥地である宮崎県日向市です。夏から秋にかけて市内の直売所や農産物を扱う場所で生果が販売されます。
日向市では、生果のほかソフトクリームなど、へべすの風味を使った品もあります。販売時期や取扱いは場所によって異なります。
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