霧島市の霧島神宮は、天孫降臨神話の瓊瓊杵尊を祀る神宮です。朱塗りの神橋から約80段の石段を上がった先には、1715年に再建された本殿・幣殿・拝殿が並び、3棟は国宝に指定されています。参道西側の展望所からは、晴れた日に鹿児島湾、桜島、鹿児島市街地、開聞岳方面まで見渡せます。
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霧島神宮の早わかり情報
| 見どころ | 朱塗りの神橋、約80段の石段、展望所、国宝社殿、龍柱や極彩色の装飾、さざれ石、御神木 |
|---|---|
| 参拝 | 境内自由・参拝無料 |
| 受付 | 授与所・祈願などは8:00〜17:00。個人御祈願は9:00〜16:30、予約不要 |
| 駐車場 | 無料500台、バス10台 |
| 所要時間 | 一律の目安は記載なし。社殿のみか、神橋・展望所・境内各所まで見るかで異なる |
| 季節 | 桜は例年3月下旬、紅葉は例年11月下旬〜12月上旬が見頃の目安 |
霧島神宮はどんな場所?天孫降臨神話と国宝社殿の神宮
霧島神宮の主祭神は瓊瓊杵尊で、木花咲耶姫尊、彦火火出見尊など六柱を相殿に祀ります。背後にそびえる高千穂峰は、古事記・日本書紀に記された天孫降臨神話にゆかりを持つ山です。
社殿は噴火による焼失や移転を経て、島津吉貴の寄進により正徳5年(1715)に再建されました。勅使殿から登廊下、拝殿、幣殿、本殿へと高くなる配置が特徴で、本殿・幣殿・拝殿は2022年に国宝、登廊下と勅使殿は重要文化財に指定されています。
表参道は朱塗りの神橋から約80段の石段、二の鳥居、三の鳥居を経て社殿へ続きます。参道の途中には鹿児島湾側へ開く展望所があり、三の鳥居周辺や社殿の裏手にも、さざれ石や御神木などが点在しています。本殿外壁の壁画や幣殿の龍柱など、通常は一般公開されていない部分もあります。
霧島神宮で見たい8つの見どころ
朱塗りの神橋から始まる約80段の参道
表参道の入口には朱塗りの神橋が架かり、その先に約80段の急な石段があります。石段の上から二の鳥居、三の鳥居へ参道が伸び、さらに奥の社殿へつながる構成です。神橋から社殿まで高低差のある参道が続くため、平坦な境内とは印象が大きく異なります。
約80段の石段は傾斜があり、雨天時や雨の後は濡れた石に注意が必要です。神橋、石段、鳥居、社殿が斜面に沿って連続しているため、参道そのものが霧島神宮を代表する景観の一つになっています。
参道の西に開く展望所
二の鳥居、三の鳥居へ続く参道の途中には、西側へ張り出した展望所があります。晴天時には鹿児島湾、桜島、鹿児島市街地、さらに開聞岳方面まで見渡すことができます。
社殿や参道が霧島連山側の山中にあるのに対し、展望所は鹿児島湾側へ大きく視界が開きます。遠景の見え方は天候に左右されますが、参道の途中から海側まで望めるのは霧島神宮ならではの位置関係です。
高低差を生かした国宝の社殿
現在の社殿は正徳5年(1715)に再建されたもので、勅使殿から登廊下を介して拝殿、幣殿、本殿へと段差をつけながら高くなります。本殿・幣殿・拝殿は2022年に国宝に指定され、造営当初の境内構造がよく残ることや、建物と装飾の質が高く評価されています。
本殿は正面5間、奥行4間の入母屋造、銅板葺で、屋根には千木と5組の堅魚木が載ります。一棟の本殿だけを見るのではなく、勅使殿から登廊下、拝殿、幣殿、本殿が斜面の高低差に沿って連なる姿が大きな特徴です。
龍柱と極彩色の彫刻・絵画
国宝社殿には漆塗りや極彩色、朱塗り、金箔、飾り金具が使われています。本殿外陣の欄間には唐獅子や奏楽天女、中央の蟇股には麒麟が彫られ、本殿正面の龍柱には象鼻、牡丹、瑞雲と龍が組み合わされています。右の龍が口を開け、左の龍が玉を持つ阿吽の構成です。
社殿内部には琴棋書画や二十四孝を題材とした絵画もあります。一方、本殿外壁の二十四孝図や幣殿の龍柱は通常一般公開されていないため、通常の参拝では外から見える社殿と装飾が中心です。龍柱には琉球や中国を含む東アジア文化の影響も指摘され、南九州の社寺建築を代表する意匠の一つになっています。
高千穂峰へつながる天孫降臨の神話
霧島神宮が祀る瓊瓊杵尊は、天孫降臨神話で高千穂峰へ天降ったとされる神です。境内の背後には高千穂峰がそびえ、山頂には天の逆鉾があります。霧島神宮の祭神と立地は、この高千穂峰の神話と深く結び付いています。
神宮の社殿は、もとは高千穂峰と御鉢の中間にあったと伝わりますが、噴火による焼失を経て、950年に高千穂河原へ再興されました。その後も噴火や火災、移転を重ね、現在の社殿は1715年に再建されたものです。
九面に伝わる独自の信仰
霧島神宮には、古くから九つの面「九面」が伝わっています。「九面」は「工面」に通じるとして信仰されてきたもので、天孫降臨神話や国宝社殿とは別に、霧島神宮で受け継がれてきた独自の文化です。
個人御祈願は神楽殿で受け付ける
境内への参拝は自由ですが、個人御祈願は神楽殿で受け付けています。受付時間は9:00〜16:30で予約は不要です。家内安全、交通安全、厄祓、合格祈願、安産、初宮などの祈願があり、当日に神楽殿で申し込みます。地鎮祭などの出張祭典は予約が必要です。
三の鳥居脇のさざれ石と本殿裏の御神木
三の鳥居の横には、国歌「君が代」に歌われる石として知られる「さざれ石」が置かれています。三の鳥居周辺には手水舎や神聖降臨之碑もあり、社殿へ続く参道沿いに複数の見どころが集まっています。
本殿の裏手には、樹齢約800年とされる杉の御神木があります。国宝社殿の正面だけでなく、三の鳥居周辺のさざれ石から本殿裏の御神木まで、石・樹木・社殿が近い範囲にまとまっているのも境内の特徴です。
霧島神宮はいつ訪れる?桜・紅葉の時期
霧島神宮は通年参拝でき、桜は例年3月下旬、紅葉は例年11月下旬から12月上旬が見頃の目安です。桜や紅葉の時期は年ごとの気温や天候によって前後します。
| 時期 | 見どころ・注意 |
|---|---|
| 通年 | 神橋、約80段の石段、展望所、国宝社殿、境内のさざれ石や御神木 |
| 例年3月下旬 | 桜の見頃の目安 |
| 例年11月下旬〜12月上旬 | 紅葉の見頃の目安。周辺の国道223号線沿いも紅葉で知られる |
| 授与所・祈願 | 通常は8:00〜17:00。正月期間などは通常と異なる時間になる |
時間と費用の目安
境内の参拝は無料です。参拝時間は、社殿を中心に見る場合と、神橋から約80段の石段、展望所、さざれ石、御神木まで境内を回る場合で異なります。霧島神宮単体の一律の所要時間は設定せず、見たい範囲に合わせて考える必要があります。
個人御祈願は9:00〜16:30に神楽殿で受け付けており、予約は不要です。御祈願を受ける場合は、通常の境内参拝とは別に受付や当日の待ち時間が加わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 参拝 | 無料 |
| 境内 | 自由に参拝可能 |
| 授与所・祈願等の受付 | 8:00〜17:00 |
| 個人御祈願 | 9:00〜16:30、予約不要。当日神楽殿へ |
| 所要時間 | 一律の目安は記載なし。参拝する範囲によって異なる |
霧島神宮へのアクセス・駐車場
車では九州自動車道の溝辺鹿児島空港ICから約40分で、無料駐車場は普通車500台、バス10台分があります。公共交通では鹿児島空港から霧島神宮アクセスバス、JR霧島神宮駅から路線バスを利用できます。バス停は霧島神宮の近くにあります。
| 交通手段 | アクセス | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| 車 | 溝辺鹿児島空港ICから約40分 | 無料駐車場500台、バス10台 |
| 鹿児島空港から | 霧島神宮アクセスバスで約1時間 | 運行日・時刻・乗車条件を確認 |
| JR霧島神宮駅から | 霧島いわさきホテル行きバスで約15分、「霧島神宮」下車後すぐ | 運行時刻に合わせて利用する |
訪れる前に知っておきたいこと
正月・祭事の時間は通常と別に確認する
通常の授与所・祈願などの受付は8:00〜17:00ですが、正月期間は授与所や祈願の時間が通常と異なります。年末年始や大きな祭事の日に参拝する場合は、その時期の受付時間や交通案内を確認しておく必要があります。
急な石段と社殿の公開範囲に注意
表参道には約80段の急な石段があり、雨天時や雨の後は足元が滑りやすくなります。また、本殿外壁の二十四孝図や幣殿の龍柱などは通常一般公開されていません。通常の参拝で見られるのは、社殿の外観を中心とした範囲です。
周辺で一緒に訪れたいスポット
| スポット | 霧島神宮との関係 | 主な見どころ |
|---|---|---|
| 高千穂河原 | 高千穂峰西麓にある霧島神宮の古宮址 | 古宮址、ビジターセンター、高千穂峰の登山口 |
| 霧島神水峡 | 霧島神宮周辺を流れる霧島川沿い | 全長1.8kmの遊歩道、渓流、柱状節理 |
| 霧島神話の里公園 | 霧島神宮から車で約5分 | 霧島連山を望む公園、道の駅、遊覧リフト |
高千穂河原は高千穂峰西麓にあり、霧島神宮がかつて鎮座した古宮址と高千穂峰の登山口があります。霧島神水峡には霧島川沿いに全長1.8kmの遊歩道が整備され、火山活動で生まれた柱状節理も見られます。霧島神話の里公園は霧島連山を望む高台にあり、道の駅や遊覧リフトを備えています。
基本情報
| 名称 | 霧島神宮 |
|---|---|
| 住所 | 〒899-4201 鹿児島県霧島市霧島田口2608-5 |
| 電話 | 0995-57-0001 |
| 参拝 | 境内自由・無料 |
| 受付 | 授与所・祈願など8:00〜17:00 |
| 休業日 | 年中無休 |
| 駐車場 | 無料500台、バス10台 |
| 所要時間 | 一律の目安は記載なし |
| 公式サイト | 霧島神宮 公式サイト |
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