なすやにがうりを、味噌の香りとやさしいとろみでまとめる大分のこねり。旬の野菜をたっぷり食べるための、気取らない家庭の一皿です。主な伝承地域は豊後大野市で、なすやにがうりが多く採れる時期に作られてきました。
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こねりとは?
こねりは、大分県で親しまれてきた野菜料理です。なすやにがうりを油で炒め、だしで溶いた味噌で味を整え、最後に水で溶いた小麦粉を加えてとろみをつけます。主な伝承地域は豊後大野市。味噌味の炒め物のようでいて、粉のとろみが野菜から出た水分を受け止めるのが特徴です。なすのやわらかさと、にがうりのほろ苦さが一つにまとまり、ご飯のそばに置きたくなる味わい。なすだけ、にがうりだけで作ることもあります。
こねりにまつわる話:豊後大野の畑作と家庭の味
こねりは、豊後大野市などでなすやにがうりを使って作られてきた家庭料理です。味噌で炒めた夏野菜に小麦粉を加えて練り、とろみをつけるのが特徴。国東半島には、なすを使う近い料理として「オランダ」も伝わっています。地域や家庭によって呼び名や作り方には違いがあります。
こねりはどんな味?おすすめの食べ方
基本の味つけは味噌。炒めたなすの甘みとにがうりの軽い苦味に、だしのうま味が重なります。仕上げの小麦粉がゆるやかなとろみをつけるため、汁気のある野菜も食べやすく、温かい副菜としてご飯によく合います。にがうりの苦味が気になるときは、さっと湯通ししてから使う工夫も紹介されています。具材はなす、にがうり、ピーマンのほか、豚肉やじゃこを加える家も。味噌が一般的ながら、醤油風味のこねりもあるそうです。炊きたてのご飯に添え、やわらかくなったなすととろみを一緒に口へ運ぶと、ほっとする味わいです。使う野菜や肉・じゃこ、味噌・醤油などの味付けは家庭によって異なります。
こねりが有名な地域、食べられる主な場所
こねりの主な伝承地域は豊後大野市で、県内各地でも夏野菜の季節に家庭で作られてきました。なすやにがうりが収穫される夏の盛りに食卓へ上がることが多く、しっかり火を通したやわらかな口当たりは、食欲が落ちやすい時期にもなじみます。国東半島では「オランダ」と呼ばれることもあります。飲食店で常に提供される料理とは限らないため、旅先で探すなら、地域の郷土料理イベントや季節のメニューを事前に確認すると安心です。
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