呑山観音寺は、福岡県篠栗町の山あいにある高野山真言宗の別格本山で、「のみやまさん」と呼ばれる篠栗八十八ヶ所霊場第16番札所です。天王院の参道や百観音堂周辺を歩くと、秋はモミジとドウダンツツジが色づき、春は本堂脇の福聚桜が境内の景色を変えます。
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呑山観音寺の早わかり情報
| 場所 | 福岡県糟屋郡篠栗町萩尾227-4 |
|---|---|
| 参拝時間 | 6:00〜17:00 |
| 紅葉の目安 | 例年10月末から色づき始め、県公式観光では10月〜12月上旬を案内 |
| 車での目安 | JR篠栗駅から約15〜20分、福岡IC・若宮ICから各約20分 |
| 主な見どころ | 天王院の参道、百観音堂周辺、瑜祇大宝塔、福聚桜 |
呑山観音寺はどんな場所?
呑山観音寺は、鉾立山の山腹に開かれた寺院です。篠栗八十八ヶ所霊場の札所で、境内には塔頭の天王院が建ち、大師堂や稲荷社、水子地蔵尊など、参拝の目的ごとに足を止める場所があります。
山号の鉾立山と「呑山」の名には、玉依姫一行が山腹の清水で渇きを癒やしたという伝承が残ります。由来を知ってから境内へ入ると、山中の寺院として続いてきた場所の性格がつかみやすくなります。
季節の花木もこの寺の大きな特徴です。県公式観光は、秋にモミジとドウダンツツジを各千本、ヤマザクラ、ハゼ、コナラ、ケヤキなどが色づくと案内しています。紅葉だけを目当てにする場合も、参道・堂宇・庭の位置関係をたどると、色づき方の違いを見比べられます。
県公式観光は、標高450mの場所にある寺として紹介しています。平地の寺社とは違い、境内へ近づくまでに山道を通るため、公共交通の駅前から短時間で歩いて入る場所ではありません。車で到着した後は、参拝だけに絞るのか、天王院や百観音堂まで歩いて季節の木々を見るのかを分けて考えると、現地での時間の使い方を決めやすくなります。
紅葉の名所として知られる一方、春には福聚桜、県道92号線沿いには桜や新緑の案内もあります。特定の催しだけでなく、堂社と山の木立を通年で訪ねる寺院として捉えると、秋以外の予定にも組み込みやすくなります。
呑山観音寺の見どころ
天王院の表参道と紅葉並木
紅葉の季節にまず意識したいのが、塔頭・天王院へ向かう表参道です。福岡市公式観光サイトはこの参道の紅葉並木を見どころに挙げており、建物へ近づく道そのものが観賞の場になります。
例年の色づきは10月末からと寺が案内しています。年によって早さは変わるため、出発前に寺の紅葉状況の発信を見て、モミジだけでなくドウダンツツジや山桜の色づきも合わせて判断するとよいでしょう。
寺へ至る県道92号線は、公式交通案内で春は桜、夏は緑、秋は紅葉が美しい道として紹介されています。駐車場から堂へ急ぐだけでなく、山道を上がる途中から季節が変わっていくことを意識すると、天王院の参道に着いた時の景色もつながって見えます。
百観音堂周辺のドウダンツツジ
百観音堂の周辺は、千本のドウダンツツジがある場所として案内されています。モミジと同じ赤でも、低い位置に広がるドウダンツツジは参道の木立とは見え方が異なり、堂の周囲を歩いて楽しむ景色です。
県公式観光は紅葉の時期を10月から12月上旬までとしています。一日で最盛期を決めつけず、色づく樹種が異なることを前提に、秋の散策先として日程を選ぶのが実用的です。
ドウダンツツジはモミジとは樹高や枝ぶりが異なるため、見上げる紅葉並木だけでは終わりません。百観音堂の周囲で低い位置の赤を見てから参道へ戻ると、同じ境内でも視線の高さが変わります。歩く順序を決めず、その場で混雑を避けながら堂の周りを一周するのもよいでしょう。
朱塗りの瑜祇大宝塔
境内の瑜祇大宝塔は、2022年5月に落慶した総木造・朱塗り・本瓦葺きの塔です。公式の紅葉案内によると高さは21m、内部には8本の柱を持ち、九州では唯一の瑜祇塔とされています。木立の間に見える朱色の塔は、境内を歩くときの目印にもなります。
通常は非公開ですが、寺は紅葉期の特別公開を予定する案内を出しています。公開の有無、拝観の受付時間、料金は年ごとに変わるため、秋に塔内拝観を目的にする場合は、その年の寺の告知で条件を確かめてから向かってください。
瑜祇塔は、密教経典に説かれる塔の形を伝える建造物として説明されています。外から眺めるだけでも、朱塗りの姿と本瓦葺きの屋根、周囲の木立との対比が分かります。秋の特別公開を待つ場合も、通常公開と誤解して予定を固定しないことが大切です。
寺の案内では、屋根に五つの相輪が立ち、内部は八本の柱を持つ構成を「五峯八柱の宝楼閣」と呼びます。紅葉期の特別公開では、塔から天王院へ続く白壁沿いの参道も公開された年があります。これは毎年の通年見学コースではないため、外観を見る予定と内部を拝観する予定を分けて考えると、現地で迷いません。
本堂・阿弥陀堂脇の福聚桜
春に訪れるなら、本堂と阿弥陀堂の脇にある福聚桜も見逃せません。寺で大切にされてきた古木は2021年に園芸品種として認定され、原木は樹高約13m、推定樹齢約100年。オオシマザクラとヤマザクラの雑種と推定されています。
公式資料では通常の開花期は4月中旬で、ソメイヨシノより約1週間後です。赤茶色の新芽と白い花弁が特徴とされるため、桜の時期は堂の近くまで進み、花だけでなく建物との距離感も見て回るとよいでしょう。
公式の調査報告では、福聚桜の花は直径3.8〜4.4cmの大輪で、花弁数が増えた小花も混在するとされています。蕾は淡紅色、開葯時の花は白色で、枝先の赤茶色の新芽との組み合わせも特徴です。満開だけを狙わず、蕾から開花へ移るころに本堂脇を訪ねると、花と葉の変化も観察できます。
大師堂・稲荷社と水子地蔵尊
紅葉の景色に目が向きやすい境内ですが、参拝の場としては大師堂、稲荷社、3,000体以上の水子地蔵尊も寺の構成を伝える存在です。県公式観光の案内にあるこれらの堂社・地蔵尊をたどると、花木だけの散策地ではなく、霊場としての境内を見られます。
行事や祈願の受付を利用する場合は、通常参拝と受付時間が一致しないことがあります。参拝時間は朝6時から夕方5時までですが、寺への電話受付は公式案内で9時から17時です。
夜間の連絡先は公式交通案内に21時までと記されていますが、参拝可能な時間を延長する案内ではありません。早朝参拝を考える場合も、祈願や問い合わせの受付は別の時間帯として扱いましょう。電話番号の使い分けも事前に把握しておくと安心です。
いつ訪れる?おすすめの季節・時間は?
| 時期 | 見どころと計画のポイント |
|---|---|
| 4月中旬 | 福聚桜の通常開花期。ソメイヨシノより約1週間後が目安。 |
| 10月末〜12月上旬 | モミジ、ドウダンツツジ、山桜などの紅葉。色づきは寺の発信で確認する。 |
| 通年 | 参拝時間は6:00〜17:00。堂社や地蔵尊を巡るなら日中の明るい時間帯が歩きやすい。 |
紅葉を目的にするなら、例年10月末からの色づき始めを起点に考えるのが目安です。公式の2025年案内にはモミジ、ドウダンツツジ、ヤマザクラ、ハゼ、ケヤキなどが記されており、一斉に同じ色になるとは限りません。写真だけで日を決めず、直前の状況を見て天王院の参道と百観音堂周辺を歩ける日を選びましょう。
時間と費用の目安
寺院単体の滞在時間を一律に示す公式情報は確認できませんでした。参拝だけなら朝6時から入れますが、紅葉の参道、百観音堂周辺、堂社を順に歩くか、特別公開の有無で必要な時間は変わります。秋の塔内拝観を予定するなら、その年の公開時間と最終入場を先に確認して日程を組むのが確実です。
通常参拝の現行拝観料は、今回確認した公式ページでは明記を見つけられませんでした。過去の紅葉まつりには有料特別拝観がありましたが、期間と料金は固定情報ではありません。通常参拝以外の拝観・祈願・行事を予定する場合は、寺の最新案内で条件を確認してください。
県公式観光のモデルコースでは、呑山観音寺を起点に車で約20分のYamaya Factory Terrace、さらに車で約20分の茶房わらび野、約15分の米ノ山展望台へ進む1泊2日のドライブを紹介しています。寺だけで時間を固定せず、周辺を含めるならこのように車移動を組み合わせる考え方があります。
呑山観音寺へのアクセス・おすすめの交通手段
呑山観音寺へは車で向かうのが基本です。JR篠栗駅から車で約15分、福岡IC・若宮ICからは各約20分と寺が案内しており、境内近くまで公共交通だけで入る常設の便は確認できませんでした。
| 交通手段 | アクセス | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| 車(福岡方面) | 福岡ICから約20分。国道201号から金出交差点を左折する経路を寺が案内。 | 駐車場あり。山道を通るため、秋の行楽期は時間に余裕をみる。 |
| 車(北九州・宮若方面) | 若宮ICから約20分。県道92号線を篠栗方面へ進む。 | 力丸ダム沿い県道450号線の通行止め情報は注意事項を確認。 |
| JR・バス | JR福北ゆたか線の篠栗駅から車約15分。平日は天神バスセンターから篠栗まで約35分、博多駅バスセンターから約30分と寺が案内。 | 篠栗から寺までは公式案内でタクシー利用としている。 |
訪れる前に知っておきたいこと
県道450号線の通行止めと推奨経路
公式交通案内では、力丸ダム沿いの県道450号線は工事のため通行止めとされています。北九州・宮若方面からは脇田温泉交番の交差点から県道92号線を篠栗方面へ進む経路が案内されています。道路状況は変わるため、出発直前にも寺の交通案内を確認してください。
紅葉期の特別公開は年ごとに確認する
瑜祇大宝塔や白壁沿いの参道は、秋の特別拝観で公開された実績がありますが、公開期間、受付時間、料金は年によって変わります。塔内拝観や催しを旅の目的にする場合は、紅葉の色づき情報と合わせて当年の告知を確認しましょう。
周辺で一緒に訪れたいスポット
| スポット | 呑山観音寺との関係 | 主な見どころ |
|---|---|---|
| Yamaya Factory Terrace | 県公式の1泊2日ドライブコースでは、呑山観音寺から車で約20分の次の立ち寄り先。 | 辛子明太子の工場に隣接した体験型施設とランチ。 |
| 茶房わらび野 | 同じ県公式コースでYamaya Factory Terraceから車で約20分。 | 若杉山中腹から福岡の街や博多湾を望むカフェレストラン。 |
| 米ノ山展望台 | 同じ県公式コースで茶房わらび野から車で約15分。 | 博多湾や天神を見渡す展望と標高594mの山頂景観。 |
基本情報
| 名称 | 呑山観音寺 |
|---|---|
| 住所 | 〒811-2403 福岡県糟屋郡篠栗町萩尾227-4 |
| 電話 | 092-947-4423 |
| 参拝時間 | 6:00〜17:00 |
| 駐車場 | あり |
| 公式サイト | 呑山観音寺公式サイト |
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