ほくり、ねっとり。里芋の素朴なおいしさを、甘酸っぱい味噌がきゅっと引き立てる宮崎のぬた芋です。小ぶりな里芋まで使い、甘酸っぱい味噌で和える家庭の副菜です。
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ぬた芋とは?
ぬた芋は、ゆでた里芋を味噌ベースのたれで和える宮崎県の郷土料理です。白っぽい里芋に味噌だれがからみ、甘みのある味噌に酢のさわやかさやごまの香りを合わせる作り方もあります。里芋のやわらかな口当たりをじっくり楽しめる一皿です。
ぬた芋にまつわる話:小ぶりな里芋を生かす知恵
ぬた芋には、秋に収穫される小さな里芋「おちこ」が使われることが多かったと伝えられています。小ぶりな里芋も、ゆでて味噌で和えて一品にしてきました。名称の由来ははっきりしていませんが、和えるときのぬたぬたした感じから呼ばれたという見方や、酢味噌和えの「ぬた和え」と同じく、ぬるぬるした様子に結びつくという説明があります。名称の由来は定かではなく、料理のぬるりとした質感に結びつける説があります。
県の季刊誌でも、甘い味噌で仕立てるぬた芋は宮崎の懐かしい郷土料理として取り上げられています。特別な日に限る料理ではなく、旬の里芋と調味料を使う家庭料理として伝わっています。
ぬた芋はどんな味?おすすめの食べ方
主役は、ゆでた里芋のねっとりした食感です。口に入れるとほろりとほどけ、味噌のコクと甘み、酢のきりっとした後味が重なります。砂糖やすりごまを加える作り方なら、やさしい甘さと香ばしさも加わって、里芋の土っぽく穏やかな風味が引き立ちます。酸味を強くしすぎず、甘めに整える家もあり、味わいは家庭によって異なります。
食べるときは、まず小鉢のまま副菜として。焼き魚や煮物、ご飯と並べると、献立の味にほどよい変化が生まれます。冷ましてもなじみやすいので、作って少し置き、味噌だれが里芋にからんだ頃を味わうのもよさそう。里芋をつぶしすぎず形を少し残せば、ねっとり感とほくっと感の両方を楽しめます!
ぬた芋が有名な地域、食べられる主な場所
ぬた芋は宮崎県内で受け継がれてきた家庭料理で、JA宮崎県女性組織協議会の郷土料理集にもレシピが掲載されています。都城市では、近い名の「いもんぬた」という里芋料理も紹介されています。ただし、惣菜として常に店頭に並ぶタイプの名物とは限らず、地域の催しなどで触れられることがあります。
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