大浦天主堂は、長崎港を望む南山手に建つ国宝の教会堂です。1865年の「信徒発見」の舞台で、堂内には信徒発見のマリア像やステンドグラスがあり、併設の大浦天主堂キリシタン博物館では長崎のキリシタン史に関する資料を見られます。
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大浦天主堂の早わかり情報
| 項目 | 要点 |
|---|---|
| 拝観の中心 | 国宝の教会堂、信徒発見のマリア像、ステンドグラス、キリシタン博物館 |
| 拝観時間 | 3〜10月は8:30〜18:00、11〜2月は8:30〜17:30。最終入場は各30分前 |
| 一般拝観料 | 大人1,000円、中・高生400円、小学生300円。博物館入場料を含む |
| アクセス | 路面電車「大浦天主堂」電停、またはバス「大浦天主堂下」から徒歩約5分 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし |
大浦天主堂はどんな場所?信徒発見の舞台となった国宝の教会堂
大浦天主堂は、開国後に造成された長崎居留地で、在留外国人のために建設された国内現存最古の教会堂です。正式には日本二十六聖殉教者天主堂といい、西坂で殉教した日本二十六聖人に捧げられました。現在は国宝であり、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する世界文化遺産の一つです。
正面の石段の上には白い外壁と尖塔を持つ教会堂が立ち、堂内には主祭壇、ステンドグラス、信徒発見のマリア像、司教座などがあります。同じ敷地に大浦天主堂キリシタン博物館があり、拝観料には博物館の入場料も含まれます。
創建は1864年末、祝別は1865年です。フランス人宣教師フューレとプティジャンが設計を指導し、天草の小山秀が施工しました。
大浦天主堂で見たい6つの見どころ
信徒発見の舞台となった教会堂
1865年3月、浦上の潜伏キリシタンがプティジャン神父を訪れ、信仰を告白した出来事が「信徒発見」です。長い禁教の時代を経て潜伏キリシタンと宣教師が出会い、その後にカトリックへ復帰する人々が現れるきっかけとなりました。
教会堂は1875年と1879年の増改築で平面と外観が変化し、外壁も木造から煉瓦造へ変更されました。一方、内部空間の主要部には創建時の姿が残されています。
信徒発見のマリア像と日本之聖母像
堂内の聖母子像は、潜伏キリシタンがプティジャン神父に信仰を明かした際、「サンタマリアのご像はどこ」と尋ね、案内された像と伝わります。この出来事から「信徒発見のマリア像」とも呼ばれています。
中庭には、信徒発見を記念してフランスから贈られた日本之聖母像があります。台座には信徒発見を記念する銘文が刻まれており、堂内の「信徒発見のマリア像」とは別の聖母像です。
祭壇を彩るステンドグラスとバラ窓
大祭壇の中央奥には、十字架上のキリストを表したステンドグラスがあります。建立記念に寄贈された初代のステンドグラスは原爆で大きな被害を受け、現在のものはパリのロジェ商会に新たに発注して設置されました。
創建時に正面にあったバラ窓は、1875年の増築時に奥右側の小聖堂へ移されたと考えられています。この移動によって原爆被害を免れ、現在も堂内に残っています。
創建時から伝わる中央大扉
入口の中央大扉は、何度かの増築・改修を経た大浦天主堂で、創建当時に設置されたものと伝わる部材です。各パネルには浮き彫りの模様が施されています。
司教座が伝える長崎カトリックの歩み
堂内には司教が司式の際に着座する司教座、カテドラがあります。現在の長崎大司教区のカテドラルは浦上天主堂ですが、大浦天主堂に残る司教座は、かつてここがカテドラルとして長崎のカトリック信仰の中心だったことを伝えています。
大浦天主堂キリシタン博物館の資料
拝観料には大浦天主堂キリシタン博物館の入場料が含まれます。博物館には、日本二十六聖人殉教図の縮小版の複製や、同じ作者による元和の殉教図など、長崎のキリシタン史に関する資料が展示されています。
日本二十六聖人殉教図は、1597年2月5日に長崎の西坂で殉教した26人を描いた油絵で、1869年にフランス人のセシル・マリー=トーレルが制作しました。大浦天主堂が日本二十六聖人に捧げられた教会堂であることとあわせて見られる資料です。
大浦天主堂の拝観時間
| 時期 | 拝観時間・休館 |
|---|---|
| 3月〜10月 | 8:30〜18:00、最終入場17:30 |
| 11月〜2月 | 8:30〜17:30、最終入場17:00 |
| 通年 | 教会行事により休館する場合あり |
大浦天主堂の拝観料・所要時間
見学所要時間は一律の目安が案内されていません。拝観料には教会堂と大浦天主堂キリシタン博物館の入場料が含まれます。
| 区分 | 一般料金 | 団体料金(20名以上) |
|---|---|---|
| 大人 | 1,000円 | 900円 |
| 中・高生 | 400円 | 300円 |
| 小学生 | 300円 | 200円 |
| 障がい者 大人 | 300円 | 250円 |
| 障がい者 中・高生 | 200円 | 150円 |
| 障がい者 小学生 | 150円 | 100円 |
障がい者料金では介助者1名まで同じ料金です。支払い方法は券売所へ問い合わせる案内となっています。団体で堂内を拝観する場合は予約が必要です。
大浦天主堂へのアクセス・駐車場
路面電車「大浦天主堂」電停、バス「大浦天主堂下」からは、いずれも徒歩約5分です。大浦天主堂には専用駐車場はありません。
| 交通手段 | アクセス | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| 路面電車 | 「大浦天主堂」電停から徒歩約5分 | 長崎駅前方面からは新地中華街で石橋方面へ乗り換える |
| 路線バス | 「大浦天主堂下」バス停から徒歩約5分 | 大浦天主堂下バス停を利用 |
| 車 | 専用駐車場なし | 大浦天主堂の専用駐車場は設けられていない |
訪れる前に知っておきたいこと
堂内は撮影できず、祈りの場として見学する
大浦天主堂内の撮影はできません。外観撮影は可能ですが、拝観料を支払う前の敷地内撮影も控える案内です。携帯電話の使用、飲食、飲酒、喫煙、堂内の物に触れる行為も控え、立入禁止の場所には入れません。
長い階段があり、車椅子では介助が必要
前庭から教会入口までは長い階段で、階段以外の入場方法はありません。両端に手すりはありますが、車椅子利用者は階段移動の介助が必要です。
教会行事による休館と団体予約を確認する
教会行事により休館する場合があります。また、団体で堂内を拝観する場合は予約が必要です。
周辺で一緒に訪れたいスポット
| スポット名 | 大浦天主堂との関係 | 主な見どころ |
|---|---|---|
| グラバー園 | 大浦天主堂の正面階段から徒歩約2分の南山手にある | 旧グラバー住宅などの洋館と長崎港の眺め |
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 国宝 大浦天主堂 |
| 住所 | 〒850-0931 長崎県長崎市南山手町5-3 |
| 電話 | 095-823-2628 |
| 拝観時間 | 3〜10月 8:30〜18:00、11〜2月 8:30〜17:30。最終入場は各30分前 |
| 休館日 | 教会行事により休館する場合あり |
| 予約 | 団体で堂内を拝観する場合は予約が必要 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし |
| 公式サイト | 国宝 大浦天主堂 |
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