タデ原湿原は、大分県玖珠郡九重町の長者原に広がる、ラムサール条約登録湿地です。
標高約1,000mの高原で、木道から湿原植物とくじゅう連山の景観を楽しめます。
| 主にできること | 木道散策、湿原植物の観察、森林散策、長者原ビジターセンターの見学 |
|---|---|
| おすすめの季節 | 春から秋は植物観察、冬は雪や枯草に覆われた湿原景観 |
| 料金の目安 | 湿原散策・長者原ビジターセンターともに無料 |
| 所要時間の目安 | 2.5kmの散策コースで約45分 |
| 予約 | 個人の散策・入館は不要 |
| おすすめの交通手段 | 車 |
| 所在地 | 大分県玖珠郡九重町大字田野255-33周辺 |
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タデ原湿原はどんな場所?
タデ原湿原は、阿蘇くじゅう国立公園の長者原に位置する中間湿原です。坊ガツル湿原とともに2005年にラムサール条約へ登録され、野焼きを続けることで草原と湿原の環境が維持されています。
| スポットの種類 | 中間湿原・自然散策地 |
|---|---|
| 標高 | 約1,000m |
| 特徴 | 国内最大級とされる中間湿原 |
| 主に見られるもの | ミズゴケ、ヌマガヤ、ヨシ、季節の草花、野鳥や昆虫 |
| 保全 | 坊ガツル湿原とともにラムサール条約へ登録 |
| 散策設備 | 木道、自然研究路、ベンチ、長者原ビジターセンター |
毎年3月から4月ごろには野焼きが行われ、湿原の森林化を防いでいます。野焼き直後は地表が黒くなり、芽吹きが進むにつれて春の草花が見られるようになります。

タデ原湿原では何ができる?
木道から湿原植物を観察する
湿原内には木道が整備されており、植物が育つ場所へ立ち入らずに観察できます。季節によってキスミレ、キスゲ、ノハナショウブ、ハンカイソウ、ヒゴタイ、シラヒゲソウなどが見られます。


湿原と森を巡る2.5kmのコースを歩く
環境省が案内する散策コースは、長者原ビジターセンターを起点に湿原の木道と周辺の森を巡る全長2.5km、所要約45分のルートです。森の区間は起伏が少なく、ミズナラやブナなどの落葉広葉樹とミズゴケに覆われた場所を歩くことができます。
| 区間 | 特徴 |
|---|---|
| 湿原の木道 | 開けた湿原と草花、くじゅう連山を見渡せる |
| 長者原自然研究路 | 落葉広葉樹の森とミズゴケを観察できる |
| バリアフリー区間 | 湿原内の一部を段差の少ない木道で散策できる |

長者原ビジターセンターで自然を知る
湿原の入口にある長者原ビジターセンターでは、くじゅうの地形、動植物、野焼き、季節の自然情報を展示しています。2階の展望室からは、タデ原湿原とくじゅう連山を見渡せます。
館内のハイビジョンシアターでは、くじゅう連山の成り立ちや四季を紹介する約18分の映像と、タデ原湿原の花や生きもの、野焼きを紹介する約15分の映像を上映しています。
いつ訪れる?おすすめの季節・時間は?
タデ原湿原は季節を問わず散策できますが、草花を中心に見るなら春から秋が適しています。湿原が標高約1,000mの飯田高原に位置しており、夏も涼しさを感じながら楽しむことができるでしょう。
| 時期 | 特徴 |
|---|---|
| 3月~4月ごろ | 野焼き後の黒い湿原から植物が芽吹き、キスミレなどが見られる |
| 初夏~夏 | キスゲ、ノハナショウブ、ハンカイソウなどが開花する |
| 8月~9月 | 青紫色の球状の花を付けるヒゴタイが見どころになる |
| 秋 | ススキやシラヒゲソウ、ヤマラッキョウなどが見られる |
| 冬 | 枯草や雪に覆われた湿原景観となり、積雪時には動物の足跡が見られることもある |
湿原の木道は空が開け、日差しを遮る場所が限られます。夏は高原でも帽子と飲み物を用意し、日差しが強くなる前の午前中を中心に歩くと負担を抑えられます。
長者原ビジターセンターは5月から10月まで9:00~17:00、11月から4月までは9:00~16:00です。展示も見る場合は、閉館時間までに散策を終えられる時間帯に到着してください。
時間と費用の目安
| 内容 | 料金 | 所要時間 |
|---|---|---|
| タデ原湿原散策コース | 無料 | 約45分・2.5km |
| 長者原ビジターセンター | 入館無料 | 見学内容による |
| ハイビジョンシアター | 無料 | 1作品約15分または約18分 |
2.5kmのコースタイムは、湿原と森林を一周する場合の目安です。草花を観察したり、展望室や館内展示を見る場合は、散策時間とは別に時間を取っておく必要があります。
タデ原湿原へのアクセス・おすすめの交通手段
タデ原湿原へは、車での訪問が基本です。長者原には約450台分の駐車場があり、湯布院IC、九重IC、阿蘇方面からやまなみハイウェイを通ってアクセスできます。
| 交通手段 | アクセス | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| 車・大分方面 | 大分自動車道・湯布院ICから、やまなみハイウェイ経由で約30分 | 長者原に約450台分の駐車場あり |
| 車・福岡方面 | 大分自動車道・九重ICから四季彩ロード経由で約40分 | 飯田高原方面の案内標識に沿って進む |
| 車・阿蘇方面 | JR宮地駅付近から、やまなみハイウェイ経由で約40分 | 県道11号を長者原方面へ進む |
| JR+九重町コミュニティバス | JR豊後中村駅から九重縦断線に乗り、「九重登山口みやま」下車 | 全線一律大人500円。毎日運行で予約は受け付けていない |
| 亀の井バス | 由布院駅前バスセンターから37番に乗り、「くじゅう登山口」下車 | 4月~11月の土曜・日曜・祝日を中心とする季節運行 |
訪れる前に知っておきたいこと
一周する場合は歩きやすい靴を選ぶ
湿原の木道だけでなく、2.5kmの散策コースには未舗装の森林区間が含まれます。一周する場合は、底が滑りにくいスニーカーやウォーキングシューズが適しています。
夏も日差しへの備えが必要
標高約1,000mの高原ですが、湿原内の木道は開けています。帽子、飲み物、日差しを防げる服を用意し、天候が変わったときに備えて薄手の上着や雨具も持参してください。
冬は防寒着と滑りにくい靴を用意する
冬は雪に覆われることがあり、長者原ビジターセンターの閉館時間も16:00へ早まります。防寒着と滑りにくい靴を用意し、明るいうちに散策を終えられる時間に歩き始めてください。
バリアフリー対応は湿原内の一部
湿原内には段差の少ない木道がありますが、周辺の森を通る長者原自然研究路はバリアフリーではありません。車いすやベビーカーで訪れる場合は、長者原ビジターセンター付近の木道を中心に散策しましょう。
木道から湿原内へ降りない
湿原では木道を外れて歩かず、花、昆虫、植物などを採取しないルールです。持ち込んだごみも湿原内へ残さず、持ち帰りましょう。
ビジターセンターは年末年始に休館する
長者原ビジターセンターは12月29日から1月3日まで休館します。この期間は館内展示、自然情報の案内、車いすやベビーカーの貸し出しを利用できません。
周辺で一緒に訪れたいスポット
大分県公式観光サイトの「やまなみハイウェイで自然ふれあいドライブ旅」では、次のスポットがタデ原湿原と同じモデルコースに設定されています。
| スポット名 | タデ原湿原との関係 | 主な見どころ |
|---|---|---|
| 九重やまなみ牧場 | 公式モデルコースでタデ原湿原の直前に設定 | 高原の牧場風景、動物とのふれあい、飲食施設 |
| 九重“夢”大吊橋 | タデ原湿原と同じ九重町内で、公式モデルコースの前半に設定 | 高さ173mの歩道専用吊り橋、震動の滝、九酔渓の眺望 |
| くじゅう花公園 | 公式モデルコースでタデ原湿原の次に設定 | 標高約850mの高原に広がる季節の花畑 |
基本情報
| 名称 | タデ原湿原 |
|---|---|
| 住所 | 大分県玖珠郡九重町大字田野255-33周辺 |
| 問い合わせ | 0973-79-2154(長者原ビジターセンター) |
| 料金 | 湿原散策・ビジターセンター入館ともに無料 |
| ビジターセンター営業時間 | 5月~10月 9:00~17:00 11月~4月 9:00~16:00 |
| ビジターセンター休館日 | 12月29日~1月3日 |
| 予約 | 個人の散策・入館は不要。シアターの団体利用は予約対応あり |
| 駐車場 | 長者原周辺に約450台 |
| 公式サイト | 環境省「タデ原湿原散策コース」 長者原ビジターセンター |
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