佐賀県南西部、温泉地として知られる嬉野で育まれてきたうれしの茶。丸みを帯びた茶葉と、淹れたときのやわらかな香りが特徴です。蒸し製玉緑茶と釜炒り茶の二つがあり、製法によって香味が異なります。
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うれしの茶とは?
うれしの茶は、主に佐賀県嬉野市で栽培・製造されるお茶です。代表的なのは、茶葉をまっすぐ伸ばす精揉工程を行わないため、勾玉のようにくるりと丸い形になる玉緑茶。地元では「グリ茶」と呼ばれることもあります。嬉野では蒸し製玉緑茶と釜炒り茶の双方が受け継がれ、製法によって香りや口当たりが変わります。
うれしの茶にまつわる話
嬉野の茶づくりは、霧が出やすい盆地の気候、水、山あいの茶畑とともに続いてきました。1440年に平戸へ渡来した人が不動山皿屋谷で自家用茶を栽培したこと、1505年に明から南蛮釜と釜炒り茶の製法が伝わったことが始まりとして伝えられています。釜炒り手揉み茶は、中国由来の製法を受け継いでいます。
一方、現在の主力の一つである蒸し製玉緑茶は、釜炒り茶と煎茶の特徴を併せ持つ茶として生産されてきました。茶葉の見た目は似ていても、蒸すか、鉄釜で炒るかで香味は大きく変わります。
うれしの茶はどんな味?主な飲み方
蒸し製玉緑茶は、鮮やかな水色とさわやかな香り、コクのあるうまみが持ち味です。若くやわらかな芽を使う茶では甘みを感じるものもあります。湯温を少し落として淹れると、うまみと香りが出やすくなります。
釜炒り茶は、鉄釜で炒る工程による香ばしさと、さらりとしたのど越しが特徴です。蒸し製玉緑茶と比べると香りの方向が異なり、和菓子や焼き菓子、食事にも合わせられます。
うれしの茶が有名な産地、買える・味わえる主な場所
うれしの茶の主な産地は、佐賀県南西部の嬉野市です。温泉街を含む嬉野エリアには茶の販売所や土産物を扱う場所があり、温泉旅館や観光施設でお茶が提供されることもあります。扱う茶種や時期は場所によって異なります。
うれしの茶は家でも味わえる
うれしの茶は茶葉で販売され、家庭でも淹れられます。蒸し製玉緑茶と釜炒り茶では、香りや余韻に違いがあります。
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