大分県宇佐市の宇佐神宮は、全国八幡社の総本宮です。表参道の大鳥居から樹林に囲まれた参道が山上の上宮へ続き、上宮には国宝の本殿三棟、麓には下宮、西参道には屋根付きの呉橋があります。上宮と下宮をあわせて参拝する習わしがあり、広い境内で社殿と森、歴史的建築を見て回れます。
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宇佐神宮の早わかり情報
| 場所 | 大分県宇佐市南宇佐2859 |
|---|---|
| 参拝 | 境内は常時開放、上宮は6:00〜18:00(正月期間を除く) |
| 料金 | 参拝無料。駐車場は有料 |
| 所要時間 | 定番コースは約1時間、約1時間30分、約2時間の3段階 |
| 車 | 宇佐ICから約15分 |
宇佐神宮はどんな場所?上宮と下宮を巡る八幡社の総本宮
宇佐神宮は、八幡大神(応神天皇)、比売大神、神功皇后を祀る八幡社の総本宮です。一之御殿が造営された725年を創建とし、上宮には三柱を祀る一之・二之・三之御殿が並びます。約50万平方メートルの境内には、表参道、山上の上宮、麓の下宮、西参道の呉橋などが広く点在しています。
入口側の大鳥居から上宮までの表参道には手水舎と西大門があり、その先の南中楼門の内側に三つの本殿が並びます。本殿は、前後二つの切妻屋根をもつ建物が並ぶように見える八幡造で、宇佐神宮から広まったとされる建築様式です。普段は本殿内部は公開されておらず、門の外から社殿の配置と屋根の重なりを見ることができます。
下宮は上宮の麓にあり、屋根付きの呉橋は西参道に架かっています。宇佐神宮では二拝・四拍手・一拝が古くからの参拝作法です。一般的な二拍手とは異なります。
宇佐神宮の見どころ
大鳥居と24トンの水盤がある手水舎
八幡駐車場側には大鳥居があり、その先の表参道に手水舎があります。手水舎の水盤は国産御影石製で、重さ24トンです。大きな石の水盤の脇には、手水の手順を示す案内があります。
参道は神域の樹林に沿って西大門、上宮へ続きます。車いす利用では、表参道から手水舎先のスロープを通り、南大門脇のモノレールを利用するルートがあります。
西大門の先にある上宮三御殿
西大門は、文禄期に改築されたと伝わる桃山風の建物で、切妻と向唐破風の屋根、桧皮葺、極彩色を用いる内部が特徴です。西大門の先に上宮があり、南中楼門の内側には、正面に向かって左から一之御殿、二之御殿、三之御殿が並びます。それぞれ八幡大神、比売大神、神功皇后を祀ります。
三御殿は国宝です。二つの独立した建物のように見える前後の屋根は一つの八幡造建築で、内側を内院、外側を外院に分ける構成とされています。参拝では三つの御殿を順に拝みます。通常は本殿内部は公開されておらず、門前から屋根の線や御殿の並びを見ることができます。
上宮のそばで見上げる大楠
上宮の下には、推定樹齢約800年、高さ約30メートルの大楠があります。大楠は上宮の下の地面から根を生やし、石段や社殿の近くで太い幹を伸ばしています。上宮から下宮へ続く参拝路の途中にある御神木です。
宇佐神宮の境内にはイチイガシなどの樹林が残り、蓮池もあります。上宮周辺では、社殿のすぐそばまで樹林が続いています。
「片参り」を避けて下宮にも参拝する
下宮は古くには御炊殿と呼ばれ、神前に供える食事を調える場所でした。ここにも上宮と同じ八幡大神、比売大神、神功皇后の三柱が祀られています。宇佐地方には「下宮参らにゃ片参り」という言葉が伝わり、上宮と下宮を合わせて参拝する習わしを示しています。
上宮の三御殿、大楠、下宮、呉橋などを回る推薦コースの所要時間は約1時間30分です。下宮でも上宮と同じ作法で三柱を参拝します。
西参道に残る屋根付きの呉橋
呉橋は西参道に架かる、社殿のような屋根で覆われた神橋です。鎌倉時代より前からあると伝わり、昔に呉の国の人が架けたという説から名があるとされます。朱色の橋桁と桧皮葺の屋根が一体になった姿は、上宮の御殿とは異なる宇佐神宮の建築です。
普段は扉が閉じられており、橋を渡ることはできません。10年に一度の勅祭では扉が開かれ、一般の参拝者も渡ることができます。通常の参拝では、西参道から屋根付きの橋と寄藻川をあわせて見ることができます。
弥勒寺跡までたどる神仏習合の足跡
宇佐神宮は、神と仏がともに信仰された神仏習合の始まりの地としても知られます。725年に神宮が現在地へ移った後、弥勒寺が建てられ、737年には宇佐神宮社殿の西へ移されました。神宮と寺の関係は明治時代まで続き、境内には旧弥勒寺跡が残ります。
約2時間のコースには、上宮・大楠・下宮・呉橋に加え、旧弥勒寺跡、大善寺、極楽寺が含まれます。三つの御殿と呉橋を中心に回る約1時間30分のコースより範囲が広く、神仏習合に関わる寺院跡まで歩く内容です。大善寺・極楽寺まで訪れる場合は、公開状況や拝観条件の確認が必要です。
宇佐鳥居と南中楼門から見る上宮の構え
上宮の入口に立つ宇佐鳥居は、笠木が反り上がり、額束がなく、柱の上部に黒い台輪を付ける宇佐神宮独自の形です。表参道の大鳥居とは位置が異なり、宇佐神宮の境内にある鳥居はいずれもこの様式です。
南中楼門は勅使門で、ふだんは門内へ入らず外側から本殿を拝みます。楼門の前からは、一之御殿・二之御殿・三之御殿の並びと、前後二つの切妻屋根を組み合わせる八幡造の重なりが見えます。本殿は通常非公開で、特別拝観など期間限定で公開されることがあります。
表参道に続く神宮仲見世通り
神宮仲見世通りは表参道入口側にあり、土産店や食事処が並びます。宇佐飴、赤エビやゆずの加工品、味一ねぎを使う品など、宇佐の特産品を扱う店があります。
店ごとの営業日・営業時間は異なります。上宮は18:00に閉門するため、夕方に仲見世へ立ち寄る場合は参拝時間にも注意が必要です。
いつ訪れる?おすすめの季節・時間は?
境内は常時開放され、上宮の参拝時間は正月期間を除いて6:00〜18:00です。上宮・下宮・呉橋を回る約1時間30分のコースでは、上宮の閉門時刻も含めて時間を見ておく必要があります。
| 時期・時間 | 見どころと確認点 |
|---|---|
| 通年 | 上宮・下宮・呉橋を見て回れる。上宮は6:00〜18:00(正月期間を除く)。 |
| 蓮の時期 | 境内の蓮池に薄紅色の花が見られる。開花状況は自然条件で変わる。 |
| 正月期間 | 上宮の開閉門時間、駐車料金が通常と異なる。 |
時間と費用の目安
所要時間は、約1時間、約1時間30分、約2時間の3段階のモデルコースが目安です。上宮までを主に見る約1時間、下宮と呉橋まで加える約1時間30分、旧弥勒寺跡なども加える約2時間の三つです。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 約1時間コース | 約1時間(大鳥居、手水舎、西大門、上宮、大楠) |
| 約1時間30分コース | 約1時間30分(上記に下宮、呉橋、願掛け地蔵を追加) |
| 約2時間コース | 約2時間(旧弥勒寺跡、大善寺、極楽寺も加える) |
| 参拝 | 無料 |
| 宝物館 | 日曜・祝日10:00〜15:00。大人300円、中・高校生200円、小学生100円 |
宝物館では、国宝の孔雀文磬のほか、宇佐神宮に関わる文化財を展示します。開館は日曜・祝日の10:00〜15:00で、30人以上は団体料金が適用されます。
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宇佐神宮へのアクセス・駐車場
車では宇佐ICから約15分で、宇佐八幡駐車場、表参道駐車場、外苑駐車場を利用できます。公共交通ではJR宇佐駅から四日市方面バスに乗り、宇佐八幡バス停で下車します。
| 交通手段 | アクセス | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| 車 | 宇佐ICから約15分 | 宇佐八幡駐車場は普通車・二輪車200台、普通車500円。 |
| 車 | 表参道駐車場・外苑駐車場 | 各普通車200台・150台。通常は12時間500円。 |
| JR+バス | JR宇佐駅から四日市方面バス、宇佐八幡バス停下車 | 運行時刻は大分交通の時刻表で確認。 |
| JR+タクシー | JR宇佐駅から約15分 | 参考料金は約1,700円。 |
大分空港からは、中津・宇佐・豊後高田方面の大分空港リムジンバスで宇佐八幡バス停までアクセスできます。運賃は1,550円です。便の時刻や運行日は変わるため、空港利用時は大分交通の最新時刻表を確認してください。
訪れる前に知っておきたいこと
上宮の閉門時刻と正月期間の扱い
上宮は正月期間を除き6:00〜18:00です。正月期間は開閉門時間が変更され、外苑駐車場の料金も通常と異なります。年始はその年の開閉門時間と駐車料金を事前に確認が必要です。
宇佐神宮の駐車場と車種ごとの利用条件
普通車は宇佐八幡駐車場、表参道駐車場、外苑駐車場を利用できます。大型車は表参道駐車場に入れないため、車種に合う駐車場を利用します。
車いすで上宮へ向かう場合のルート
各駐車場から表参道へ出て、手水舎の先にあるスロープを通り、南大門脇のモノレールで上宮へ上がるバリアフリールートがあります。神宮庁では車いすの貸し出しもあり、多目的トイレは境内3か所のほか八幡駐車場と呉橋駐車場にあります。
モノレールの案内時間は9:00〜15:30です。
周辺で一緒に訪れたいスポット
| スポット名 | 宇佐神宮との関係 | 主な見どころ |
|---|---|---|
| 大分県立歴史博物館 | 宇佐神宮から車で約10分 | 大分県の歴史・文化を扱う博物館 |
| 宇佐市平和資料館 | 宇佐神宮から車で約10分 | 宇佐海軍航空隊と地域の戦争史に関する資料 |
| 安心院葡萄酒工房 | 宇佐神宮から車で約25分 | ぶどう畑、醸造工程、ショップを備えるワイナリー |
基本情報
| 名称 | 八幡総本宮 宇佐神宮 |
|---|---|
| 住所 | 大分県宇佐市南宇佐2859 |
| 電話 | 0978-37-0001 |
| 参拝時間 | 境内常時開放、上宮6:00〜18:00(正月期間を除く) |
| 料金 | 参拝無料、駐車場有料 |
| 駐車場 | あり。車種・駐車場により料金と台数が異なる |
| 公式サイト | 八幡総本宮 宇佐神宮 |
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